静岡県掛川市小笠神社で行われる矢矧祭は、今から1300年以上前文武天皇が神社を建立したときに始まった伝えられる、大変歴史ある独特の神事です。
五穀豊穣・家内安全・安産を祈願する矢矧の神事では、神主が桑で作られた弓で竹の破魔矢を8本放ち、氏子たちが競って取り合い、その矢は多聞天神社に奉納されます。
その他にも多聞天神社へ向かう神輿行列、稚児舞奉納などが、古式ゆかしい伝統の祭を華やかに彩り、普段は静かな小笠山山頂に賑わいをもたらします。