京都市左京区の山奥にある貴船神社では毎年11月7日に御火焚祭が執り行われます。全国各地で御火焚祭は行われますが、御祭神として水の供給を司る龍神を祀っている貴船神社では特別な意味があり、貴船神社において最も重要な祭儀と言っても過言ではありません。
「古事記」「日本書紀」の記載を基に、神様の「生まれ変わり・よみがえり」、気力再生を祈るための神事です。また、全国から奉納された約1万本もの護摩木によって御火焚竈が積み上げられ、御神火でお焚き上げをすることで火の霊力によって罪穢れを祓い清める「祓」の神事でもあります。
霊験あらたかな神事にぜひお出かけ下さい。