かつて行幸田(みゆきだ)の地区内に存在していた、2つの「諏訪神社」。
東と西に1つずつ存在していたこの神社では同じように獅子舞の奉納がなされていました。

明治時代に入ると、この諏訪神社たちは甲波宿禰神社に合祀されました。
その結果、獅子舞の奉納も引き継がれ、毎年4月中旬に奉納されるようになりました。
地域では「行幸田の獅子舞」と呼ばれ、親しまれている伝統芸能です。

棒術や舞の他、「先獅子」「中獅子」「後獅子」の3獅子の舞が見どころです。
これによって、この地域の五穀豊穣を祈願し、厄払いの意味も込められています。