毎年1月の第3日曜日に由利本荘市の新山神社付近で、由利本荘地域に古くから伝わる小正月行事のひとつ「新山神社 裸まいり」が開催されます。

「裸まいり」は、今から200年前の天保の頃(1830~1844年頃)から始まったといわれていますが、その起源は明確ではありません。ある言い伝えによると、新山神社には古くから修験者が住んでいたと言われ、修験道の荒行が姿を変えて伝承されたものとされています。

真冬の早朝に冷水をかぶり、強風と寒気の中を約300名もの若者が各団体ごとに標高148メートルの新山神社を目指します。酒や鱈などの奉納品をかつぎ、約2キロにもおよぶという103段の石段を駆け上がる姿は必見です。