兵庫県にある栢野薬師堂では毎年8月16日に「柴燈まつり」が行われます。柴燈とは、神仏の前で焚くかがり火のことをさします。

この「柴燈まつり」では、10mほどの松の柱に柴木などを巻きつけた大松明に、昼間に太陽の光から採った種火をつけ先祖の霊に祈りを捧げ仏を送るお盆の行事です。室町時代が始まりとされているこのおまつりは、日本全国でもたった3か所でしか行われていないというとても珍しい行事とされています。