乙姫稲荷は、今宮戎神社境内の北東(鬼門)隅に鎮座する小祠。諸芸発達の神さまとして知られています。江戸時代の浄瑠璃・歌舞伎作家の近松門左衛門が、今宮戎の森を舞台とした浄瑠璃「今宮の心中」を書いて以降、その作風が急激に向上したことが、ご利益の由来とされています。

乙姫稲荷初午祭は、毎年4月10日に行われます。崇敬者のほか、夏の「こどもえびす祭」で行われる漫才新人コンクールの受賞者など、関西の漫才師も参列します。