京都府の最南端にある「湧出宮」は、昭和60年に宮座行事が国指定重要無形文化財に指定されていますが、「女座の祭り」もその一つです。毎年、春分の日に行われています。

「女座の祭り」は、男尊女卑のあった時代から続けられている祭りで、男性が女性を設定する珍しい祭り。子孫繁栄や豊作を祈願して、大根で作ったなぞらえものを神前に供えます。供えられた大根はその後希望者には裾分けがあり、食べると子授かりの効有りと言われています。