京都市北区の鷹峯常照寺は吉野太夫菩提所であり吉野太夫ゆかりの寺と呼ばれています。吉野太夫を偲び、毎年4月の第二日曜日に花供養が行われます。常照寺参道を禿・大傘持ち・女中らを従えた島原の太夫が高下駄で艶やかに歩き、常照寺境内に入ると法要・墓前供養・舞の奉納などが執り行われます。境内に設けられた野天茶席では太夫のお点前を頂くこともできます。
京都市内より1週間ほど遅れて開花するという吉野桜、太白桜、鬱金桜(うこんざくら)、紅枝垂桜など約100本の桜が美しく咲き乱れる季節の常照寺までぜひ足をお運びください。