青森の弘前市、鬼沢地区の農耕の守護神として信仰されている鬼神を奉っている鬼神社では、旧暦1月29日(以前は旧暦1月7日)に、豊作を祈願して作柄を占う七日堂祭・二十九日堂祭(なのかどうさい・にじゅうくにちどうさい)が伝承されています。

「宝印(ほういん)」の行事により厄をはらって、「御神火」「御柳」「三拍子」「早稲、中稲、晩稲」の行事によって、その年の作柄や天候を総合的に判断します(占います)。

行事の所作が多彩で、鬼神が使うような大きな農具を使うなどの特色があります。

津軽の七日堂祭は記録作成などの処置を講ずべき無形の民俗文化財として、国の指定をうけているようです。(市指定無形民俗文化財)