大須観音馬の塔は、毎年5月18日に行なわれていましたが、子供も参加できるようにと5月の第二日曜日に変更されて行われている大須観音の祭事です。

その由来は、1560年の永禄3年に桶狭間の合戦で織田信長の戦勝を聞いて喜んだ村人たちが、これを機に村の中心にある社寺のお祭りで馬に飾りをつけて行列をなしたり、馬が境内を駆け回る馬かけ祭りを行った事から始まり、とても歴史のある古いお祭りです。

このお祭りが江戸時代には五穀豊穣、雨乞いのお礼として豪華な馬具で飾った馬を社寺に奉納する祭礼へと変化していきました。大須の馬の塔では、白い馬が出てくるのが特徴的で、これは大須観音が水害に遭った際、何処からともなく現れた白い馬が寺宝を守ったとされる逸話からきています。

現在では、大須商店街にて子ども達が白い馬の頭がついた御神輿を担いで、身体健康を祈りながら練り歩きます。