愛知縣護国神社夏越の大祓・赤丸神事は、戦争で祖国、家族、同胞を守るために身命を捧げた英霊を祀った愛知縣護国神社にて、毎年6月の最終日曜に行われます。

夏越の大祓は、半年間にたまった穢れや災いを払い落とす神事です。午後2時から参拝者は、紙で作られた人形、ひとがたで身体を撫でるなどして、半年間にたまった穢れと災いを清めます。

そして、境内に設けられた茅の輪と呼ばれる直径およそ3メートルの輪を8の字を描くようにくぐり、残り半年間の無病息災を祈ります。

また、名古屋に伝わる夏の疫病除けの赤丸神事も行われます。赤丸神事は7歳くらいまでの子どもに疳の虫、夜泣き、腹痛、不眠、癇癪などの虫気が起こらないように祈る行事です。疳の虫が入るとされる頭の柔らかい部位、大泉門に朱をつけて鈴のお祓いを受け、心身の健康と成長を祈ります。