宵宮(津軽地域では、「よみや」と呼びます。)は、土地やそこに暮らす人々をお守りしている神様を祀る寺社の大祭の前夜祭のことで、津軽地域では5月から10月まで150以上もの宵宮が開かれます。特に6月から7月は宵宮の集中期で、毎日のように開かれています。

新寺町稲荷神社は富田の清水や御神水がある地域にある稲荷神社です。参道には御神水がありハシゴで観光できます。「稲荷神社」には、鳥居が並んでることが多いですが、広前の「新寺町稲荷神社」の参道でも、鳥居が密集しています。

この神社は、江戸時代の中期に江戸で流行した「熊谷稲荷」が、熊谷安左衛門の直弟子によって弘前にもたらされたもので、4代藩主の津軽信政も信仰していたという説があります。