近江神宮の崇福寺鎮魂供養祭は、近江神宮からほど近い崇福寺跡で近江神宮の神職と園城寺の執事が執り行う祭事です。
崇福寺は近江神宮と同じく天智天皇が開いた大津京に建立され、幾度となく倒壊と再建を繰り返したのちに室町時代に廃寺となりました。

しかし昭和14年に崇福寺跡から水晶3粒が納められた舎利容器などが発見され国宝に指定されたことを記念して、発見からちょうど50年を迎えた平成元年から鎮魂供養祭が始まりました。
崇福寺跡を見るとかなり大きな規模の寺だったことが伺えます。大津京と天智天皇の繋がりを強く感じられる貴重な祭事といえるでしょう。