山梨県大月市の猿橋は「甲斐の猿橋」として「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつで、広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などにその珍しい構造が描かれています。この猿橋にて毎年5月の新緑の季節に行われているのが橋上の月というイベントです。
当日は新緑に囲まれた美しい猿橋を舞台にして、太鼓演奏、音楽演奏、人形芝居、書道パフォーマンスなどの発表が行われます。また、夕暮れを過ぎた後は記念橋渡りとして行燈で飾られた橋をはだしで渡ります。

日本でも珍しい橋の鑑賞を兼ねてぜひお出かけください。