寺伝によれば、724年ごろ、僧基薩が諸国巡錫の砌、慈恩寺の景勝なるを見て都に帰り、聖武帝に奏上し、勅命により印度僧婆羅門僧正が746年精舎を建立して開基したのが、慈恩寺のはじまりだと書き伝えられています。

毎年5月5日、13時30分から、一切経と呼ばれる仏教すべての経典を読経する「一切経会」に引き続き、林家に伝わる一子相伝1200年の伝承をもつ「慈恩寺舞楽」が行われます。
燕歩・散手・太平楽・二の舞・陵王などの八番が、林家と慈恩寺一山衆によって奉奏されます。

毎年県内外から多くの人がこの祭事に訪ねており、日本の長い伝統をすぐそばで目の当たりにできる貴重な一日を過ごすことができます。