日本の主神と言われている天照大神は、お召し物もやはり特別です。
この衣を「神御衣(かんみそ)」と呼び、春と秋の年に2回、新たなものをお供えする神事が開催されます。
これを神御衣祭と呼び、粛々たる雰囲気の中行われます。

神御衣では、絹と麻のことを和妙(にぎたえ)、荒妙(あらたえ)と呼びます。
これに糸や針などの御料を合わせ、お供えするのがこの祭りです。
和妙は愛知県の木曽川、荒妙は奈良県の月ヶ瀬より神職と共にここまで大切に守り運ばれてくる、大変重要な儀式です。

途中数度、乱によって廃絶しましたが、復興してからは毎年神職らの手によって守り継がれてきた古来より伝わる文化の1つです。