辻切りという行事をご存知ですか?
これは村に悪霊や病気が入ってくるのを、しめ縄を道に張ることで防ぐという民俗行事の1つです。
中でも千葉県南部に当たるこのあたりの地区では、大蛇を模して作ったしめ縄を飾ることで、その霊力を使って悪いものを追い払う効果があるとされてきました。

持ち寄られた大蛇は4体。
それぞれに儀式を行い、魂入れと呼ばれる祈願を行ってから飾られます。
町の東西南北にそれぞれ括りつけられた大蛇は、町の四隅から町を守ってくれるとされ、翌年まで氏名を全うしてくれるのです。
それぞれ2メートル近くになる大きな蛇ですので、頼りがいがあります。

みなさんも国府台にお出かけの際は、この大蛇を探してみてはいかがでしょうか。