弘法大師空海が京都と高野山を往来していたころ、その街道沿いにあった「室大墓古墳」の御霊を鎮めるため、この地に草庵を結んだことに起源を持つとも言われる寳國寺。

この寺院の特徴は、かつての神仏習合の名残が強く表れているところで、境内には稲荷社、辯財天龍王社、皇辯財天社といった境内社が現在も鎮座しています。

毎年10月17日には、その皇辯財天社のお祭りが執り行われ、身体が白蛇で頭が弁財天の秘仏宇賀神の御開帳などが催されます。