法乗院は、寛永6年に江東区の深川富吉町に創建され同18年に現在地に移り、江戸児だから「深川のゑんま堂」として親しまれています。

1月16日と7月16日に「閻魔天大護摩供」が行われます。この日は「閻魔賽日(えんまさいじつ)」と言い、年に2回だけ地獄の釜が開いて地獄に落ちた亡者や鬼の骨休めになる日とされています。

また奉公人の「藪入り(休暇をもらって実家に帰れる日)」にもあたるので、この機会に多くの人々が閻魔参詣に出向いた事から庶民の縁日として親しまれています。1月16日は「初えんま」でご利益も多くいただけるという事でとても賑わいます。