「万燈篭」は奈良市にある世界遺産・春日大社で執り行われる祭礼の一つで、毎年2月3日の節分の夜に行われ、「節分万燈篭」と呼ばれています。

平安時代以降、春日大社には無数の灯籠が寄進されており、その数は石燈籠・釣燈籠をあわせて3000基に及ぶとされています。

「万燈籠」では、その多くの灯籠に明かりが灯され、参拝者を幽玄の世界へいざないます。
「万燈籠」は室町時代にはすでに始まっていたとされ、神様に浄火を献じて様々な願い事を祈願する行事です。