似鳥八幡神社のサイトギは、毎年旧暦の1月6日、厳冬の二戸で行われる伝統行事で、国の選択無形民俗文化財に指定されています。

サイトギは、火の粉の舞う方向と雑穀を剣状に凍らせたオコモリの崩れ具合でその年の作柄を占う行事で、燃え盛る炎が高く舞い上がる様子は圧巻です。

また、炎の熱さを感じながら火のついた井桁を棒で叩く神事や水ごりや裸祭りもあり、下帯姿の男衆の熱気がひしひしと伝わってくる激しいお祭りで、カメラマンや報道関係者も多く訪れる冬の風物詩となっています。