岩手県の二戸市に鎮座している「天台寺」は、728年に開山されたとされている天台宗の寺院です。「御山の観音」、あるいは桂の木の根元から湧き出ている泉にちなんで「桂泉観音」とも呼ばれた天台寺は、古代最北の仏教文化の地として人々の信仰を集めました。

そんな天台寺の境内では、例年5月に「御山まつり」が開催され、「天台寺舞楽」や「駒ヶ嶺新山神楽」、「呑考稲荷神代神楽」など、例大祭の際に奉納している郷土芸能などが披露され、春の訪れを迎えます。