長崎県長崎市にある若宮稲荷神社では毎年10月14日と15日の二日間に渡り秋の例大祭として「竹ン芸」が行われます。

竹ン芸は中国の伝統芸能である「羅漢踊り」が起源とされています。
この行事では神社の使いの狐が竹藪で遊ぶ様子を表現し男狐と女狐のお面をつけた二人が約10メートルの二つの青竹の上で芸をします。

また、道行や宝珠印、逆上がりなど演目には呼称があります。
演目は唐笛や締め太鼓、三味線などの囃子に合わせて行われるため一定の速度で揺れる青竹は、観客を魅了します。

竹ン芸は国の無形民俗文化財と長崎市の無形民俗文化財に選ばれている伝統的な行事で、屋台やステージショーもあるため楽しみながら若宮稲荷神社の文化に触れることができる行事となっています。