神埼町横武の乙龍神社で毎年1月末に執り行われる「百手まつり」は、江戸時代から続いている伝統行事で、市の無形民俗文化財に指定されています。

五穀豊穣や開運を祈願して行われる神事で、かつては下西、犬の目、丁太田、鹿路集落などでも行われていましたが、現在は横武地区のみの開催となっています。

一年の運勢を矢で的を射て占うもので、「鬼」と書かれた大的を射抜くと地区の安全や平穏、「紙的」なら家内安全、わらで作った「菱的」に矢が刺さると豊作になると言われています。