「ついたち参り」で賑わう境内で毎年8月1日の午前1時から宮地嶽神社にて大夏越祭「茅の輪くぐり神事」が執り行われます。作物や生活を害する悪霊たちを祓い清めるものとして、古より千歳の命伸ぶとされています。

大祓詞に合わせ、宮地嶽神社独特の太鼓が響く中、参拝者は神職の先導により「無病息災、悪疫退散」と唱えながら楼門に掲げられた巨大な茅の輪をくぐります。茅の葉は刀の刃のように切れやすい、そんなところから『魔』を切るとされ、祓いの葉とされてきました。

その茅で作られた茅の輪をくぐり、魔を断ち切って猛暑の日々を無事に過ごせるようにと祈念します。