筑紫野市の筑紫神社で行われる「粥占祭」は、筑紫野市の無形民俗文化財に指定されている行事です。1ヶ月前の2月15日に粥入れされた粥のカビの生え具合や色によって、その時の稲作や麦作の豊凶や風水害・害虫・伝染病の発生などを占います。

粥入れの際に4つに区切り、それぞれを豊前国・肥前国・筑後国・筑前国に区切り、その地域ごとに占うもので、この手法が北九州の一部の限られた地域にした見られない特徴的なものになっています。

現在では農業だけでなく、広く産業の発展や地域の平和・繁栄を祈願する春季大祭となっています。