山江村にある万江阿蘇神社は、享保13年(1728年)にもと万江村の領主の万江氏が建造したものです。球磨川の支流万江川が前方に流れ、後方に山を控えた境内には中世の趣を今に伝えています。

鳥居前には神社と同時期からあるといわれるイチョウがあります。このイチョウには乳頭(こぶ)が出ており、母乳が出ない人はこれを切り取り飲むと効果があると伝えられています。

毎年11月10日には例大祭が開催され、神楽の奉納が行われ、五穀豊穣が祈願されています。