「竹迫観音祭」は、約800年前の鎌倉時代を起源とする伝統行事で、毎年7月の第2土曜に竹迫町内で行われています。かつては風流盆踊りが起源とされていましたが、現在は農業や畜産振興、交通安全などを祈願して行われています。

竹迫の3地区から太鼓を2張り乗せたドランジャーという山車を引き、観音堂へ奉納に行くもので、行きを「上り祭」、帰りを「下り祭」といいます。途中の三叉路で3地区の山車が出会い、何度も激しく衝突させる場面は非常に盛り上がります。

観音堂では、太鼓と笛の音が響く中、若衆が引くドランジャーが階段を駆け上がる様も迫力があります。お堂を数回巡って奉納し、各町へ帰っていくという歴史あるこのお祭りは、竹迫地区で今も脈々と受け継がれています。