広島県三原市にある「御調八幡宮」は、神護景雲3年(769年)に和気清麻呂公が直諫の罪により大隅国(現在の西海道)へ流された時、姉の法均尼は備後国に配流され、この地に円鏡を御神体として、宇佐八幡大神を勧請して清麻呂の雪冤(身の潔白を明らかにすること)を祈願したことが始まりとされている神社です。室町時代に、足利義政により寄進されたという木造狛犬は、国の重要文化財となっています。

そんな御調八幡宮では、毎年4月中旬に春季例祭が行われ、シダレザクラやソメイヨシノなどの桜たちにかこまれる中、餅まきや神事が執り行われます。