松神鹿島祭りとは、太刀振り踊りをすることで、悪疫退散を行う、虫送りを目的としたお祭りです。
虫送りというのは、農村などに昔から伝わっている、穀物の害虫を払う呪術的行事の一種です。

『ムシ』と呼ばれる蛇のような形をした大きな藁人形を作り、それを掲げ、笛や太鼓の賑やかな囃子の中を太刀振り踊り(様々な装飾を施した棒を持った二人組が踊る、伝統的な舞)や荒馬踊り(荒馬役一人、手綱役引き役二人で行う、勇壮な舞)を行いながら、村の中を行進します。

そして、村のはずれの鳥居などに、『ムシ』を掛けることで祭りは終了します。

日本に伝わる伝統を肌で感じてみたい方は、是非立ち寄ってみることをオススメします。