だいこく祭は、神田明神のご祭神である、だいこく様より福がもたらされる福神の祭です。だいこく様は家庭円満、縁結び、商売繁盛、事業繁栄のご利益があるので、多くの人がお正月やだいこく祭の時期に訪れます。
大黒様と恵比寿様に扮した神職が、参拝者のひとりひとりの頭上で小槌を振って、身を清めてくれます。

だいこく祭の期間中には寒中禊がまん会、四條流庖丁儀式、祈願串成就祭も行われます。
寒中禊がまん会は、新成人が冷水をかぶり、身を清める行事です。
四條流庖丁儀式は、庖丁と真魚箸(まなばし)のみで素材には直接手を触れずに捌く儀式です。捌く人は烏帽子・直垂(ひたたれ)で行います。
祈願串成就祭は、大黒天の石像の前で祝詞等を唱えた後、舞が奉納され、祈願串に記された奉納者の祈願の成就を祈る儀式です。