毎年1月11日、寒さも厳しい午前3時。
雪も降ることも多い中、気多神社では門出式が行われます。

狩衣と呼ばれる衣装をまとった宮司をはじめとする神官たち。
彼らは元旦からこの日まで遠出することを留められてきましたが、この儀式を境に許されるのです。

彼らは気多大社の14の末社をめぐり、それぞれで祝詞をあげます。
特徴的なのは「一言も話してはならない」というところ。
無言のままゆっくりと、荘厳な雰囲気の中進められます。