「桶がわ祭り」は毎年4月1日に行われています。この祭りの言い伝えはかなり昔の話です。

下麻生の村は日照り続きになったことが。地元で作られた農作物は壊滅状態、しかも飲み水も不足して村は危機に陥りました。

そんな時どこからともなく乞食がやってきて神社の脇に住み着いてしまいました。

大変みすぼらしい身なりなのににこにこした様子に村人も差別せず食べ物を与えていたのです。

そんな時晴れ渡った空が急に曇り、雷雨となりました。村人にとってはまさに恵みの雨でした。

これは神様の思し召しと考え豊作を祈る祭りになりました。祭りのトリは「おこわかけ」で二升の赤飯をひっくり返します。

昔は乞食を連れてきて祭りに参加させたといわれていますが、今は地元の厄年の青年が乞食役として登場しています。