地元の方々に“お熊さん”の愛称で呼ばれている久麻加夫都阿良加志比古神社(くまかぶとあらかしひこじんじゃ)では、毎年9月に勇壮な祭りが開催されます。
19の末社から出る神輿は、猿田彦に先導されながら巨大な大枠旗やお道具とともに一斉に本社へなだれ込みます。
まるで絵巻から出てきたような鮮やかな衣装をまとった男たちの勇猛な掛け声と太鼓や鉦の音、そして真っ赤な枠端の群れは、見る人の体の芯までを揺さぶるような大迫力です。