酉の市とは、11月中の酉の日に全国各地で開催される祭です。
日にちと十二支を照らし合わせて、11月中に酉が当てはまる日付が酉の日と呼ばれます。
ひと月の間に酉の日が2~3回巡ってくるため、2日(年によっては3回)開かれ、境内は1日中賑わっています。

酉の市は開運招福・商売繁盛を願うもので、名物の縁起熊手はその願いを込め作られるものです。
浅草酉の市では、かっこめ熊手守りという小さな竹の熊手も授かることができます。
熊手の出店は長國寺、鷲神社の境内に開かれるため、一番活気があり、縁起物を授かるために多くの方が訪れます。

三ノ輪駅から伸びる国際通り一帯には、飲食の屋台が並びます。
からあげやベビーカステラなどおなじみの屋台や地元の名店の屋台が多く並びますが、切山椒というお菓子が浅草酉の市の名物として有名です。

江戸の情緒が残る伝統的なお祭りで、来年に向けてご利益を授かりましょう。