埼玉県川口市では、「酉の市」ではなく「おかめ市」と呼ばれています。
酉の市とは、農民たちが秋の収穫祭として鷲大明神に鶏を奉納したことが由来だとされていますが、現在では開運招福や商売繁盛を願うお祭りとして、「福をかき集める」という理由から開運熊手露店に立ち並ぶようになりました。

関東の一部の地域では、おかめの面や小判などを取り付けた熊手を売る店がたくさん立ち並んだことから、酉の市を「おかめ市」と呼ぶようになったそうで、川口もその地域だったことからそう呼ばれています。

一般的に酉の市は11月中の酉の日に行われますが、川口市のおかめ市は毎年12月15日に開催されます。

お祭り当日は、川口駅から神社周辺までが歩行者天国となり、300店もの屋台が軒を連ねており、川口市最大級のお祭りといえます。