星宮祭が開催される星宮社は、かつて海に向かって突き出した岬の先端に鎮座していたそうで、境内の常夜灯が灯台の役割を果たしていたと伝わります。

本地祭りは尾張の典型的な山車祭りで、宝暦5年には既に4輌の山車が曳かれていた記述が残る歴史あるお祭りです。一度は途絶えたものの昭和から平成にかけて山車が復活し、現在では10月の第1土・日曜日に斎行されています。

昼間は山車を町内で曳き回し、夕方になると明かりを灯して星宮社に集結します。山車の停車中に山車の前で伊勢音頭を歌う慣習がユニークです。