戸部天王祭が開催される富部神社は、慶長8年(1603)に津島市の津島神社から勧請されたのが起源の神社で、本殿は国の重要文化財に指定されています。

天王祭は、富部神社の例大祭で、2月の祈年祭、11月の新嘗祭と並び三大祭に数えられています。旧暦の6月11・12日に行われていましたが、現在は体育の日の前日に斎行されています。

かつては高砂車という車楽が曳き出され、2階部分の屋台では稚児舞の奉納なども催されていましたが、現在は名古屋市の有形民俗文化財に指定されていることもあり、高砂車の公開のみとなっています。