千葉県松戸市の上本郷地区には、古くから三匹獅子舞が伝承されており、少なくとも250年の歴史があると伝えられています。上本郷では、大橋・和名ヶ谷・上本郷の3ヶ所でおこなわれていますが、10月には上本郷の風早神社と明治神社で同日に行われます。昼は風早神社、夜は明治神社となります。

市の無形民俗文化財に指定され、五穀豊穣と悪霊退散を祈願する行事です。大獅子・女獅子・中獅子の三匹の獅子と太鼓、猿、花、笛で構成されます。全演目を演ずるのは数時間がかかるといい、動きも激しいので迫力満点です。夜になると境内にはわずかな灯りしかないので鬼気迫る雰囲気になります。剣の舞では太刀を佩いて舞い、勇壮だと称賛されています。