尾張地方には、荒子観音、龍泉寺、甚目寺観音、笠寺観音という古くから民衆の信仰を集めてきた四つの寺院があり、それぞれ千年以上の歴史の中で観音様を本尊としてお祀りしてきました。

徳川家康が名古屋城築城にあたり、この四寺を名古屋城の鬼門を守る名古屋城鎮護神として定めて以来、尾張四観音と呼ばれています。

毎年節分には、その年の恵方に当たる一番近い寺院で節分会が斎行され、2019年の恵方は東北東で龍泉寺、2020年の恵方は西南西ということで荒子観音での開催です。