千葉県匝瑳市に鎮座します八重垣神社の祇園祭は古い歴史を持つ豪快な神輿渡御で知られています。毎年8月4日と5日に市内の10町から20基以上の神輿が集まります。笛と太鼓の軽快な囃子にあわせて担がれる神輿はこの地方特有のスタイルで、「あんりゃぁどした」の掛け声で練り歩きます。

極めて珍しい”女神輿”も登場します。女人禁制のタブーを打ち破った文字通り女性だけで担ぐ神輿で華やかです。威勢のいい女性たちがかっこいい!。この祭りのハイライトともいうべき連合渡御は、集合場所に集まった神輿はその年ごとの順番で市中を練り歩きますが、その行列に水をかけるのもこの祭りの特徴です。コース途中には、水槽やトラックから水をまく「水かけポイント」が用意されてまるで雨のように盛大にふりかける様は圧巻で、絶好のシャッターチャンスです。夕刻になると八重垣神社に次々と還御する様は一気にボルテージがあがります。