平安時代にかくばんと呼ばれる僧侶が存在し、この僧侶の功績を現代に伝えるべく開催されているのが根来寺のかくばん祭りです。
しかしお祭りに関する歴史的資料が少ないので、現代では獅子舞を奉納する等の規模に留まっています。

その一方でかくばんが複数のお寺の座主を務め、合同で祭事を開催した記録が残っている為、それを元に毎年のかくばん祭りが開催されています。
特に浄土信仰を崇拝している方がお祭りに参加する傾向が強く、五輪九字明秘密釈の研究者も参列するので、興味がある方の参加をお勧めします。