三代将軍家光の時代に武術興隆を目的で、浅草に京都の三十三間堂と同じものが建てられました。この堂の廊下で通し矢を行った時、的の先にあった神社なので、矢先稲荷神社と名付けられたとされています。浅草名所七福神の一つでもあります。

矢先稲荷神社の例大祭の本祭りは隔年開催ですが、神輿の渡御は毎年行われています。ソイヤソイヤの掛け声とともに大勢の担ぎ手が争うように神輿に向かう姿は迫力があります。道中では大勢の鳶頭による木遣が披露されます。