「うり封じ」とは、福岡県筑紫野市にあります武蔵寺(ぶぞうじ)に伝わる1300年来密教の秘法とされています。夏の土用丑の日に願い事を書いた紙を瓜に貼り、薬師如来に捧げると病気や災難を祈祷によって瓜の中に封じ込むというものです。

開山した藤原登羅麿の娘が病気になりごお参りしたところ「ご本尊のお薬師様に瓜封じ病封じ祈願をし、東の方に温泉が出るので(現・二日市温泉)湯浴みさせなさい」と夢のお告げがありました。早速祈願し温泉に入ったところ完治したと伝わります。温泉発見の日が夏の土用丑の日でしたので、以降この日に「瓜封じ」を行っています。