旧年中の氏神様のご守護に感謝し、新年の無病息災と家内安全、火伏せを願い開催される焚き上げ行事です。豊中市の上新田天神社のとんど焼きは、大阪府最大級の火祭りとして有名で、豊中市の無形民俗文化財にも指定されています。

正月飾りや旧年の御神札が納められた櫓を内部から点火します。最初は静かに黙々と煙を上げますが、突如轟音と主に櫓が火の手に包まれ、火勢が強まります。この時に参拝者が願いを書き納めた火焚串を燃え上がる火柱に向かって神職らが投じます。下火になると松木をそのまま1本用いた櫓の中心の神籬を新年の恵方に向けて倒し、年神様をお送りします。