大島地区の水門神社の例祭は、和歌山県の無形文化財に指定されています。水門神社の祭神、誉田別命(応神天皇)が大島近くの通夜島に立ち寄った際に島民が船で出迎えたという由来に基づき、区民が総出で多彩な神事を行い、歴史絵巻を再現します。2014年までは2月10日に宵宮、翌日11日に本宮が開催されていましたが、2015年から2月の第2金曜日に宵宮、翌日に本宮が行われるようになりました。

水門神社で神前での神事が執り行われた後、お的の儀、獅子舞の奉納が行われます。ご神体が神社を出て、港まで渡御し、渡御の儀が行われます。その他には、地元の若者らが乗り込み、対岸の串本港まで往復し競う、櫂伝馬船競漕や餅まきが行われます。