石上神宮は、奈良県天理市布留山の麓の高台に鎮座します日本最古の神社の一つです。物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、健康長寿・病気平癒・防災招福・百事成就の守護神として信仰を集めています。境内はうっそうとした常緑樹に囲まれ、神さびた自然の姿を今に残しています。

大祓式は毎年大晦日の午後、神庫祭と除夜祭の間に行われます。根底には古来日本人が持つ「罪・穢れ」に対する「祓え」の思想が流れており、一年間の罪穢れを拭い去り清々しい気持ちで新年を迎えるための神事です。