信貴山朝護孫子寺は、奈良県生駒郡にあります信貴山真言宗の総本山です。今から約1400年の昔、聖徳太子が物部守屋討伐の折、この山に至り戦勝祈願をしますと天空に毘沙門天が出現されました。その御加護のおかげで勝利した太子は、伽藍を創建し、毘沙門天を本尊とされました。

「毘沙門天王二十八使者守護善神練り行列」は、毘沙門天王のお使いである二十八人の使者、守護善神に仮装した信者が赤門前⇒本坊⇒本堂と練り歩き練供を行う法要です。二十八使者は毘沙門天王の様々なご利益を信者に伝える神とされており、中国では求使者品には毘沙門天王の眷属として二十八使者を説いています。