龍田大社では、毎年4月4日に例大祭が執り行われます。例大祭では、古くから岩瀬の杜(龍田大社の飛び地)の沿岸を流れる龍田川(現在の大和川)で生魚(鯉)を捕獲して、これを唐櫃に納めて大社へ持ち帰って翌日の例大祭で神前に供し、祭典終了後に元の川へ帰すという神事が行われてきました。

瀧祭(たきまつり)は、万葉歌碑の前に設けられた祭壇に神職が深い拝礼をして始まる厳かな儀式で、古くからの習わしに則って、五穀豊穣を祈願する鯉を取ったことを岩瀬の杜の水神様に奉告するお祭りです。