那須塩原市の山間にある国民保養温泉地の「板室温泉」には、三大祈願所があります。その一つ、板室温泉神社は、温泉の守護神が祀られている神社です。毎年10月8日には祭礼が開催され、お参りした人には甘酒の振る舞いがあります。

板室温泉は温泉療養に訪れた湯治客が帰る頃には、杖がなくても歩けるほど足腰が良くなったと言われています。そのため、板室温泉は別名「杖いらずの湯」ともいわれています。板室温泉神社には不用になった杖が奉納され、境内にはたくさんの杖があります。